今年初の蝉

何も思わずに歩いていた。

下を向いて歩いていた。

蝉の死骸・・・でも急いでいたので《あっそう!!!》と流してしまった。
特に何も感じなかった。

けど後になって蝉????????蝉の鳴き声を聞いて、もう蝉の時期なんだ〜と朝の蝉の死骸の事を思った。

蝉は地上に生まれて来るのに25年〜30年かかるのに寿命は5日間と短い。
蝉は本当に悲しい生き物だとずっと気になっていた。

この蝉の話は昨日の話で今日は1匹の蝉の鳴き声を聞いた。

今年は蝉の出没が少ないのか、これからなのか分からないけど、声に触れないと心配になって来た。
毎年昼間は昼寝も出来ない位、うるさくて困っているのに・・・・・

身体から全力で絞り出す声を聞くと私は悲しくなる。
だってたった5日の命の中、この声は消えて行くんだよ、蝉は知ってるのかなぁ〜聞いてる方は夏を運んで来てくれるから幸せを感じるけど。

多分、生き物の中で私が一番興味があり気になっている生き物は蝉と言っても良いかも。

それくらい儚い命の灯の声を聞くと一生懸命生きてるんだな〜のうらはら可愛そう〜と私が勝手に毎年悲しくなる。

道端に転がっている蝉の死骸を見ると儚い・・・・命、お疲れ様!!!!って心から思う。
マジ死骸を見ると涙が出て来ます。

5日の間に恋はしたのかなぁ〜、遺伝子は継続したのかなぁ〜って心配してしまう( ^)o(^ )
だって30年土で生きて地上で5日って、恋の為に生れて来るんでしょ。

満喫したのかな〜

恋したか〜



蝉・・・・・・・きっとこれから夏を運んで来てくれるんだね・・・・



          藪井 由利子(SR☆ゆり)